【底床材】アクアリウムの印象を決める!パート2

アクアリウム

アクアリウムの印象を決める物パート2【底床材】

 

とーま館長
とーま館長

そこゆかざい…?

今回は水槽用ライトに引き続きアクアリウムの印象を決めるアイテム「底床材」についてです。

底床材もちろんただのインテリアでは無く、水槽内の環境に影響を与えるパーツで、細かく分類するととても多くの種類があります。

その中で今回は「大磯砂」「ソイル」に絞ってご紹介しようと思います。

なんと言っても王道「大磯砂」

水槽

まず初めに大磯砂です。

大磯砂は元々は神奈川県の大磯海岸にある砂利を使用されていた事からその名が付いた物です。

現在は大磯の砂利では無いようですが、海岸で採取された砂利で、小さなサンゴなども混ざっていて「弱アルカリ性」の性質を持っています。

大磯砂のメリット

耐久性

天然の砂利を使用していますので、耐久性は文句無しで、半永久的に使用できます。

丸みを帯びた形状

丸みを帯びた砂利ですので、水底をほじるコリドラス等の飼育をする時も生体を傷付ける心配がありません

コリドラス

私は大磯砂とベストサンドを混ぜてしまったので、この画像では大磯砂が全然目立ってませんが…

暗く落ち着いた色調

一枚目の画像のように、大磯砂は暗めでおちついた印象を与えます。

安価

大磯砂は他の底床材と比較しても安価で手に入り、先ほども述べた通り半永久的に使用できるためコストパフォーマンスが非常に高いです。

大磯砂のデメリット

水草育成には不向き

一枚目の画像ではマツモのみを投入していますが、これは大磯砂は自身に肥料の効果が全く無く、水草育成に向かないからです。

私は初めて水槽を立ち上げた時にこの事を知らず水草を植えまくってダメにしまくりました。

水槽立ち上げ

立ち上げ当初のこの状態ですね。

生体も導入しておらず大磯砂しかない状態で水草だけを植えるという暴挙…

皆さんは私と同じ間違いをしないように、過去の恥を晒しておきます。

水質をアルカリ性に傾ける。

大磯砂には微細な貝殻やサンゴが混ざっている為、アルカリ性に傾けてしまいます

淡水魚や水草は「中性~弱酸性」を好む性質がある為、ある意味真逆になってしまいます。

流木やマジックリーフというアイテムを使用してバランスを取りましょう。

また、流木やマジックリーフをしようすると飼育水が茶色く濁りがちになる為、以前に紹介したブラックホールも導入すると水濁りに効果的です。

水草育成には最適「ソイル」

次はソイルです。

ソイルは自然の土壌を焼き固めて作られた底床材です。

ソイルには「栄養系ソイル」「吸着系ソイル」「セラミックソイル」があります。

栄養系ソイルと吸着系ソイル

栄養系ソイルはその名の通り栄養を豊富に含んでおり、水草の育成効果は全底床材の中で断トツです。

吸着系ソイルは、栄養分を抑える代わりに吸着能力を高めた物です。

どちらかに飛びぬけた商品もあれば、両方の性質をバランスよく取り入れた物もあり、どのソイルにするか非常に悩ましくなります。

ソイルのデメリット 

なんといっても使用期限が短い事、これに尽きると思います。

通常のソイルは1年もすれば型崩れを起こしてしまいますし、水替えの時の衝撃でも崩れたりします。
また、有害物質を限界まで溜め込むと次は放出してしまいますので、1年と持たずに交換という事もあり得ます。

セラミックソイルについて

さて、ここでセラミックソイルについてです。

もうお分かりかもしれませんが、私の大本命はこのセラミックソイルです。

ベストサンド

私も使用している「GEX」さんの「ベストサンド」です。

こちら素材は「ゼオライト」なのですが、広義的には「セラミックソイル」の分類に入るようです。

ゼオライトを焼き固めたという事なのでしょう。

ベストサンドのメリット

吸着力が高い

まずは吸着系ソイルと同じ吸着力によるコケの抑制があげられます。

そもそものベストサンドの売り文句は「コケを抑える砂利」ですので、自身の吸着力と言えるでしょう。

また、その副産物としてニオイも吸着してくれます。

半永久的に使える

名目上砂利と謳っているだけあってガッチガチですので、通常のソイルの様に崩れたりする事はありません

吸着系ソイルと同様に限界まで溜め込むと放出しだすようですが、定期的に半分ほど掬い取って水道水で洗い、一日漬けておけばまた使用できます。

水草育成にも使える

ベストサンドは栄養系ソイルのメリットを捨てて吸着系のメリットのみを得た砂利、というような商品ですが、ここが大磯砂などの砂利との大きな違いなのです。

大磯砂などの砂利は吸着も放出もしませんが、ベストサンドは有害物質を吸着します。

生体にとっての有害物質は水草にとっての栄養となる為、ベストサンドは水草育成にも使用できるという事です。

ただ、豊富に栄養を必要とする水草には成長具合によって追肥をする等の対応が必要になります。

ベストサンドのデメリット

粒が少しだけ角ばっている

ベストサンドはとがっているとまではいきませんが、大磯砂などに比べて少し角張った印象があります。

私の飼育しているコリドラスは怪我などしていませんが、生体によっては合わない個体もいるかもしれません。

カラーバリエーションが無い

ベストサンドは明るい肌色のような色しかありません、照明の光を反射して光量が低くても明るく見えるのはメリットとも言えますが、落ち着いた雰囲気の水槽を作りたい場合には不向きです。

暗めの色のベストサンドを発売していただけませんか「GEX」さん!

まとめ

今回はアクアリウムの印象を決める物パート2「底床材」でした。

大磯砂、ソイル、ベストサンド、それぞれ違った雰囲気もありますし、混ぜて使用する事もできますので、ご自身の作りたいアクアリウムに合わせた底床材が見つかるといいと思います!

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