【水温管理】生体導入前に購入しておきたい機材【ブクブク】

アクアリウム

水温調節とエアレーションについて

 

とーま館長
とーま館長

ぶくぶく見てるのも楽しい!

今回はタイトル通り、生体を導入する前に用意しておきたい機材

水温計」「ヒーター」「サーモ」「エアレーション」です。

アクアリウム初回の記事でも最低限必要な物リストに上げましたが

ビオトープであれば水温の変化も自然のままにしていくため、基本的に機材は必要ないですが、寒い地域にお住まいの方は水槽自体が雪に埋もれない様にとかの対策は必要かもしれません。

私が飼育しているのは基本的に熱帯魚ですので、屋内水槽を軸にしてお話させて頂きます。

水温計の選び方

水槽用の水温計を選べば大丈夫です。(完)

で、終わるのはあまりにあっさりしすぎていますが、実際水槽用の水温計であればなんでもいいです。

私はアナログの水温計ですが、最近はデジタルの水温計も安くなってきており、見やすさで言えば断然デジタルだと思います。

ただ、耐久性と取り回しで言えばやはりアナログに軍配が上がります。

水温のチェックは基本一日に一度くらいですから、アナログでも不便だとは思いません

ですので、水温計に関しては見た目でお好きな方を選ぶのがいいと思います。

デジタルだとスタイリッシュな水槽に見えますし、アナログだとほのぼのした雰囲気が出ますよね。

水温計とヤマトヌマエビ水温計とヒメツメガエル

生体がアナログ水温計と戯れる姿は癒されますよ 

ヒーターとサーモスタット

 

次はヒーターとサーモスタットについてです。

ヒーターは水温を上げるための機材で、サーモスタットは温度を調節するための機材です。

水槽用のヒーターは水量に合わせてワット数が違いますので、自分の水槽の水量にあった物を選ぶ必要があります。
下の表がワット数に対しての水量の目安です。

ワット数 水量
50W ~20L
100W ~40L
150W ~60L
200W ~100L

150Wまでは20Lずつ増えていき、200W以降は対応水量がぐんと大きくなります。

またヒーターの種類として、サーモスタットと機能が一つになった一体型があります。

こう聞くと非常に便利なのですが、実はサーモスタット一体型はアクアリスト達には好まれません。

一体型が好まれない理由

  • どちらか片方の機能が故障しても買い替えになる。
  • 本体を底床材などに埋没させられない為レイアウトに制限がかかる。
設定温度が固定されているオートヒーターという商品もありますが、そちらはもっとオススメ出来ません

ただ現実問題として50W以下のヒーターは基本的にオートヒーターしか販売されていない為、小型の水槽の場合は一体型を使用せざるを得ません

30L以上の水量であれば単独のヒーターを購入して、サーモは別にしておくのがいいと思います。

また、壊れやすいサーモは予備で一本用意しておくと安心です。

エアレーション(ブクブク)

 

次はエアレーションについてです。

私もそうだったのですが、水槽と言えばブクブクのイメージのある方が多いのではないでしょうか?

そもそも何故生体導入前からエアレーションが必要かという事なのですが、バクテリアの繁殖には酸素が必要だからです。

エアレーションはあのブクブクから酸素を得ているように見えますが、実際はあの気泡が弾けることで水面が波打ち、その効果で酸素を取り込みます

エアレーションとフィルターを同時に

アクアリストの中でも愛用家が多いと言われるエアレーションをしながらろ過をする「Suisaku」さんの「水作エイト」。

ろ過の工程で外気に触れながら水が循環する上部フィルターの場合エアレーションは基本必要ありません
しかし、この「水作エイト」はサブフィルターとしても活躍できる為有用です。

 

ここで一つ注意点があります。
それは、外部フィルターを使用して水草植えている方も必要のない、むしろエアーレーションをしてはいけないケースが多いという点です。

これは水草育成に関係する話になってしまいますが、水面が波打ってしまうと光合成に必要な水中の二酸化炭素が逃げてしまうからです。

さて、こうなってくるとエアレーションの必要性があまり感じられなくなってきました

しかし、安心してください(?)エアレーションは必要なのです

エアレーションは酸素供給以外にも効果があります

  • 水槽内の水の循環
  • 水面の油膜防止
  • 光合成が無い時間の酸素供給
  • 夏場の水温上昇の防止

他にも見た目が幻想的になるなどの効果もありますが、ざっくりとこんな感じです。

水槽内の水の循環と油膜防止は特に大事な役割だと思います。

エアレーションの機材

先ほど画像を載せた「水作エイト」も送りこまれた空気を出す為だけの機材です。

その為、空気を送り出すための機械エアポンプ」が同じく「Suisaku」から発売されている「水心シリーズ」です。

他にもエアポンプはありますが、ほとんどのアクアリストはこの「水心シリーズ」を使用していると思います。
その為アクアショップでもこの水心シリーズを置いていない店は無いと言っても過言ではないです。

水量に合わせて3種類ありますので、ご自身の水槽の水量に合った物を選んでください。

エアーポンプだけではエアーレーション出来ませんので、「エアーストーン」と「エアーチューブ」がセットになった物がオススメです。

この「エアーストーン」がまさに「ブクブク」と呼ばれているものですね。

まとめ

今回は水温調節とエアーレーションについてでした。

水温の調節が必要だったり、エアーレーションが必ずしも必要というわけでは無い事に驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

正直私もアクアリウムを自分で持つ前はろ過フィルターなんて存在も知らず、とりあえず水槽にはブクブクが付いていればいいくらいの考えでした。

水温に関しては混泳をする時にも重要なポイントになってきますので、また混泳の記事でご紹介させていただきます。

では、良いアクアライフを!

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